DIP DESIGNしろいろヴォールトの店舗併用住宅

CONCEPTコンセプト

看板のない美容室。宇都宮市砥上町にある「LOLO HAIR SALON」は、街に溶け込んだ自宅兼美容室です。住宅街の一角に、アーチ状のエントランスが興味を引きます。

竣工したのはコロナ禍真っ只中の2020年9月。店舗と住居の共存を図るため、それぞれの場所を持ちながら家族のつながりを感じられる空間に仕上がっています。

DESIGN POINT設計デザインポイント

01外観から判断しづらい建築設計

アーチ状のエントランスが目を引きますが、外からは内部の間取りや店内を想像できないつくりになっています。外から部屋が丸見えではお客様がリラックスできませんから、集客の観点と実際の利用を想定した外観をつくっています。

02入って右が店舗、左が住宅

LOLO HAIR SALONのエントランスはひとつだけ。入って右側が店舗、左側が住宅になっています。営業中に家族が帰宅することを考え、気配を感じられるつくりになっています。完全予約制の店舗は2席のみで、高級感のある石目柄の化粧床がモダンな空間を演出しています。

03開放感のある2階リビング

2階はキッチン、リビング、少し広めのテラスとロフトがあり、生活の拠点となっています。外の景色もよく日当たりも良好。リビングに続くスケルトン階段は空間に開放感をもたらし、住まいにリズムを与えてくれます。

THE FEELINGS OF THE OWNER施主の想い

ここしかない！

美容師の独立でよく起こる問題は「お客様の連れていくかどうか。」です。経営者と独立する美容師でモメることが多いのですが、私の独立ではそんなことはなく気持ちよく送り出してくれました。とはいえ以前の勤務先のエリアを離れがたく、そこから車で20分圏内の今の場所を見つけた時は「これだ！」と思いました。

プライベートサロンのように

お客様にはゆっくりくつろいでいただけるように、席は2席だけです。柔らかい照明を分散させて、ついウトウトしてしまうような癒しの空間になっています。ひとりの接客でも無理ない距離感で、仕事しやすく空間になっているのも嬉しいポイントです。

リラックスできる日常空間

居住スペースである2階は日当たりがよく、広いテラスからの景色も癒されます。ロフトもあるので収納もしっかり確保されているので生活もしやすいです。店舗も住居も、オシャレで目を引くだけではなく機能面もよく考えられているので、ストレスなく快適に生活できています。

GALLERYギャラリー

SUMMARY概要

作品名: しろいろヴォールトの店舗併用住宅
所在地: 栃木県宇都宮市
家族構成: ご夫婦、お子様1人
竣工: 2020年
延床面積・間取り: 46坪
居住タイプ・構造: 住宅/店舗・木造2階建て
ご趣味: 美容サロン

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