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五月晴れの祝い・ 子供たちへの継承と記憶 ・ 進行中現場にて・・
2017年06月04日
五月晴れの好き日。 上棟式が行われました。
棟梁の祝詞 → 投げ餅 → 直会(宴会)、と正式な建前です。
地方によって内容に多少違いはありますが、施主の方の想いは一緒。
工事の安全 / 建物の無事の完成 / 職人への感謝 / 地域や親族へのご挨拶など。
今回は施主の方の強いお気持ちもあり、上の写真のようなお菓子や祝い銭、紅白餅
などをまく投げ餅の儀式もありました。現在、30代の方でも幼少の頃には近所で同じような
「建前」があったようですが、今の子供たちが大人になった時にそのような記憶を持っている人は
とても少ないのでしょうね。
正式な上棟式を誰もが行うのはなかなか難しいことですが、建築の世界に身を置く人間としては、
ものづくりの過程で、 お金を出す人(施主)、思考する人(設計者)、形作る人(専門職人)
が「良いものを創ろう」という思いを共有する瞬間を残してゆきたいですね。
現場定例打ち合わせ会は真剣な場ですが、節目に一緒に祝い、ご飯を食べ、語らう、というのも
大切なのだと改めて想う一日でした。施主の方に感謝。
下の写真は今回、上棟式を行った住宅のスタディーモデルです。