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DIP OPEN HOUSE 栃木県 益子町にて
2018年02月02日
みなさん、こんにちは。DIPの佐山です。
栃木県にお住まいであれば一度は益子町に行かれたことがあると思います。春と秋の陶器市には人々が往来できないくらいの混沌とした街になりますが、普段のなんでもない日常の益子は物寂しくもあり、反して作陶や芸術に静かに溶け込むことができる環境ですね。 私は平日の誰も歩いていない城内坂近辺でカレーを食べるのが好きです。
op塗り扉と真鍮の握り玉
2月24日、25日に益子町で見学会を行います。この建築日記の中で何度か書いておりますが、私が空間やデザインを創る上で大切にしている要素は、「光」と「素材」と「プロポーション」です。今回の益子の家はそれぞれの要素を備えておりますが、特に人間の視覚や触覚への素材感が強く表現されています。濃灰色~黒という色を様々な素材で造りこんでいるのも特徴です。木部への塗装艶あり、艶消し、半磁器タイル、煉瓦、目地材、スチールアイアン、特殊左官塗材(モールテックス)等々。そのような地色に真鍮の金やクリスタルや琥珀が静かに華を添えている空気感ですね・・。
濃灰煉瓦。
industrial design インダストリアル デザイン
も建築やインテリアの業界では様々な解釈をされますが、今回は産業革命時に鉄鋼が製品つくりの中心にあった時代のように、鉄と煉瓦、無垢の木と鉄、というような無機質と有機質がバランスよく混在したインテリアデザインです。シンプルで恒久的なデザインワードが幾つか存在するのも見どころです。
桟敷状の廊下
折り上げ天井
建て主の方が既にお引越し、お住まいになられておりますので是非ご予約をお願い致します。多くの人数が入れないのと、良質な住宅を創りたいお客様へゆっくりとしたご説明もさせて頂きたいと思っておりますので、ご希望日時をDIPまでご連絡ください。受付TEL:028-624-5700。webサイトからもご予約できます。
わたくし佐山も当日はおります。皆様とお会いできるのを楽しみにしております。