COUNSELING ROOM家づくり相談室
CASE いずれは大自然を感じる環境の中で暮らしてみたいと考えています。(宇都宮市/46歳 会社役員)
80年と言われている人生の折り返し点を過ぎました。 仕事も多忙を極めていますが、いずれは大自然を感じる環境の中で暮らしてみたいと考えています。 建築家の立場から佐山氏のアドバイスを聞かせて下さい。
ANSWER
大自然を感じることができる土地は確かに癒されますが、自然の厳しさは市街地とはかなり異なります。
別荘という発想よりも、日々の暮らしを意識した機能性とデザインを心がけた設計の方がよいでしょう。写真1の家は環境に溶け込んだ素材を使用していますが、断熱、構造、バリアフリーを強化しています。写真2の家は白い外壁で冬の陽射しを集光しつつも、夏は熱線反射ガラスで強い日差しと紫外線をカットしています。写真3の家は広い土間空間があり、家族や、近所の方たちとゆっくり語れる場所となっています。庭から続く菜園や庭のピザ釜の料理を楽しむこともできます。