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COUNSELING ROOM家づくり相談室
CASE 01(宇都宮市/主婦会社員 30代)
【1】:現在設計中の2世帯住宅の模型。2013年初春頃に竣工予定。既存の住宅を解体した敷地に計画しています。限られたスペースに車4台、小さな中庭、大きなベランダ、それぞれの趣味空間も盛り込んでいます。【2】:宇都宮市に建つ2世帯住宅。中庭を介して親世帯と子世帯が楽しく暮らします。気候がよい季節には中庭で食事をしたり親子で月見酒をされる時もあります。
現在2世帯住宅を検討しています。主人の実家を建て替える予定ですが、義父母との同居のイメージが湧きません。間取りや構造など、どんなところに気をつけて設計すればよいでしょうか。
ANSWER 01

2世帯同居の住宅で気をつける事はプライバシーの確保です。さらに光と風を上手に取り込むと良質な空間が生まれます。親、子、各世帯の程よい距離感を作るには、分棟形式にしたり、中庭を緩衝帯にしたりします。

分棟形式の場合にはどの場所で各棟を接続するかを、中庭をつくる場合には完全中庭か外部に少し開くかを検討しましょう。 それぞれの形式とも木構造で設計可能です。

玄関は共有するけれど水回りは別にするとか、世帯間のルールは人それぞれ違います。お互いにストレス無くそれぞれのライフスタイルを楽しめることが大切です。そしてご家族皆さんがいつも笑顔になれる空間をご計画なさってください。

CASE 02(宇都宮市/35歳 Yさん 会社員)
【01】:三夜通りの家。格子戸奥の左手が親世帯の玄関。右手が子世帯の玄関。 【02】:前面の道路から中庭を観る。光と風が通り抜ける気持ちのよい空間。 【03】:建物ファサード。京都の町家風にデザインした外観。 【04】:子世帯2階にある多目的空間。お子さんが遊んだりする。左手の窓からおじいちゃん、おばあちゃんの玄関が見えるようになっている。
二世帯で住む家を建てたいのですが、間取り等のアイデアを伺いたく思っております。また二世帯住宅で暮らすには床面積は何坪くらい必要でしょうか?
ANSWER 02

Yさんの場合、奥様とお子様二人、そしてご両親との同居という事ですね。最近は「近居」という居住形態が話題になっています。「近居」とは車や電車、自転車、徒歩など交通手段を問わずに、比較的気軽に行き来ができる約30分以内の近さに「親世帯」と「子世帯」が暮らす形です。お互いがサポートしあい、交流を楽しめる暮らし方です。そして、働く娘や息子の子育てや生き方を支えよう、というのが「育孫」。3世代のよりよい暮らしのために提案する形です。しかし、全ての方が出来るものでもありません。今回ご紹介する「三夜通りの家」は同じ敷地内に大きな中庭を挟んで二世帯が暮らしています。
玄関も水回りも別なので「同一敷地内近居」というような暮らし方です。

メリットとして、
その1:「程よい距離感」
その2:「すぐに駆け付けられる」
その3:「関係の修復」
その4:「経済的なメリット」
その5:「嫁・姑問題の回避」
などがあります。

必要な床面積は二世帯分の人数x8坪を目安にしてくださ。
Yさんの場合6人x8坪/人なので48坪くらい必要となりますが、設計の工夫で大きくも小さくも調整は可能です。

CASE 03(宇都宮市/会社員男性 30代)
【1】:平屋建て一部高床式で設計した住宅のリビング。 写真右側に見える階段はリビングの床より1.0mほど上がります。その階段の下はリビングからの収納にもなっています。【2】:南側に広い庭があり、北側にも6畳ほどの中庭がある平屋。 内外装の仕上げ材など各所にメリハリをつけてコストバランスを調整しています。
平屋の住宅に憧れています。ただ、平屋は金額が高いとか、広い土地がないと無理だとか聞きますが、実際はどうなんでしょうか。
ANSWER 03

平屋建てには、ワンフロアーで生活が完結できるという特徴がありますのでプランは横に広がります。横に広がり過ぎないようにする為には「平屋建て一部高床案」も有効ですね。

平屋建てだから金額が高いという事はありません。総予算をベースに土地代と建物費用、外構費用のバランスを考えて計画すれば理想的な間取りの平屋ができます。

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