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COUNSELING ROOM家づくり相談室
CASE 01(那須塩原市/50歳 自営)
家を計画していますが、木を張った天井がこのところ気になっています。佐山さんのこ意見は?

I am planning a house,but the ceiling which stretched a tree has been worried about this time. What is Sayama's opinion?
ANSWER 01

木製の天井は昔からあったデザイン手法です。流行周期とも言いますが確かに最近はインテリアとしてよく目にしますね。大前提として木は自然素材ですからメンテナンスが必要です。ビニルクロスや水性塗装とは違います。設計者やデザイナーがクライアントの方にキチンと説明してそれを理解し、覚悟した上でお使いいただくと人間に寄り添った良い素材になります。樹種は数多くありますので空間のコンセプトを決め他の内装材と共に選定してください。私はアンオーガニックな石やタイルをコーディネートする事が多いです。

The wooden ceiling is a design method that used to exist. Is it also called epidemic cycle? Surely recently I often see it as an interior. As wood is a natural material as a premise Maintenance is necessary. It is different from vinyl cloth and water paint. Designers and designers Explain it to the client as a chitin, understand it, and when you use it after being prepared, It will be a nice crawl. Since there are many species of trees, we decided the concept of space and inside Please select with the materials. I need coordinating anhuganic stones and tiles There are many.

CASE 02(宇都宮市/40歳 会社員エンジニア)
01:硝子作業の家2014年竣工。外壁は三河産の煉瓦張り。写真手前が平屋で奥が2階建て。 02:この建物用に使用した煉瓦のワンパレット。 03:愛知県の煉瓦工場内部。打ち合わせと製品の確認のために伺った。 04:硝子作家である川西硝子の川西洋之氏の作品一例。詩的な作品が高い評価を得ている。詳しくは(http://kawanishiglass.com/)
DIPさんの設計する建物にはいろいろな素材が使われているようですが、どんな風に選んでいるのか?
ANSWER 02

素材は必ず現物をみます。デザイン性や耐久性やコスト、施工性といった具体的な項目はきちんと検証しますが、カタログだけで判断することはありません。必要であれば出来る限り生産現場を訪れて作りての方の意見も聞くようにしています。そうすると色々な発見が出てきますし、その素材のパフォーマンスをより高めて使うことができると思っています。建て主の個性が表現できる素材をいつも探求しているので、素材の引き出しは沢山有りますよね。

CASE 03(宇都宮市/45歳 会社役員)
森と湖の家(日光市)
外壁に本物の木を使いたいと考えています。どう思われますか。
ANSWER 03

外壁材に「本物の素材」を使うのはとても良いことだと思います。良いこと、というのは経年しても美しいという価値観がそれらの素材にあると私は考えているからです。
木や石材、漆喰、煉瓦、タイル、コンクリート、等々。これらの質感は工業化された建材料には無いものがあります。
しかしながら、これらの材料は経年変化による美しさを保つ為にメンテンナスも考慮しなくてはいけません。特に木材の外壁は慎重に考える事が必要です。材料の吟味や施工方法、耐候性塗料の選定もさることながら、大掛かりな足場を掛けなくてもメンテナンス出来る場所に使用したり、建物のボリューム感を少し抑える計画をしたりも必要になってくるでしょう。

CASE 04(宇都宮市/32歳 公務員)
宇都宮市内の繁華街近くに建つ住宅(static house)  無開口の曲面壁は樹脂系塗り壁を採用。正面は交通量の多い通りに面し方位的には西となる。
最近よく外壁一面に窓が無い家を見かけます。どういう理由なのでしょう?また居住性はよいのでしょうか。
ANSWER 04

お見掛けになる窓なしの家はプライバシーの確保とデザインが大きな理由ではないでしょうか。
窓の役割は沢山ありますが、私は①光と②風と③プライバシーのバランスを意識して設計デザインします。
当然ですが居住性を確保するために上記の3つの項目は様々に工夫して住宅に取り入れています。
無開口の外壁面は重圧感や堅牢な感じもしますが、威圧感や冷たさを感じる方もいらっしゃいます。そういった方には素材や形態を柔らかくデザインするもおすすめです。

CASE 05(宇都宮市/32歳 主婦)
写真手前の天井材はクロス。奥の木質天井は登り梁の上に野地板として幅広の縁甲板を使用している。断熱と遮音は屋根面の外断熱にて対応。松系の材料を使用しているので経年するっと木材が美しい深い飴色に変化してゆきます。
天井がビニルクロスではなくて木で出来た天井に憧れています。
でもログハウスみたいに木ばかりでは嫌なのですが…
ANSWER 05

天井材に木を使う方法は大きく分けると以下の様な方法があります。
一つは仕上げ材として木を張る方法。
二つ目は構造材として木を使い梁や野地板をそのまま見せる方法です。
どちらもコストや仕上がりの雰囲気が違います。また断熱や遮音といった機能性の確保にも注意が必要ですね。
見上げると優しい木の雰囲気が包んでくれる空間は経年しても美しいインテリアになると思いますので是非夢を実現してください。

CASE 06(宇都宮市/30歳 主婦・会社員)
A:楕円の開口部から中庭を見る。光と影を利用した陰翳のあるピクチャーウィンドウです。 B:木製スプーン照明とグリーンのクロス C:奥に見えるオレンジのクロスはダイニング・キッチンエリア D:濃紺色の壁紙も自然光で印象が大きく変わります。
コストを掛けずにセンスのよい色使いをしたいのですが、カラーコーディネートが上手く思いつきません。素材や色の選定はどんな風にすればよいのでしょうか。
ANSWER 06

インテリアも建築も美しい空間をつくる要素は同じで、光と素材とプロポーションを私はいつも意識しています。例えばコストを掛けない素材のひとつにクロスがあります。
このクロスに光をあてる。光とは自然光だったり照明器具だったりします。そして室内のバランス(プロポーション)を意識して色付けをする場所を選定します。ここで一番大切なのは光です。自然光でもLEDでも光束も、光と影はお互いを引き立て合います。

CASE 07(宇都宮市/主婦 31歳)
(1):洗面スペースのミラー背面に大谷石のコブ出しを使用。(大階段のある家 壬生町) (2):そのディティール。間接照明により石の質感がリアルに表現されています。 (3):玄関ホール正面壁を大谷石で繊細なイメージに表現。(回廊のある家 鹿沼市) (4):飾り棚部分のディティール。石の端を丸く面取りすることで上品になります。細い目地切りは繊細感を表現。 (5):正面壁の中央が大谷石。100×100サイズの大谷石をパターン張りしています。(星を見たり、お互いを見つめたりする家)
インテリアのどこかに大谷石を使ってみたいと漠然と考えています。 都内の飲食店などではお洒落に大谷石を使った店舗等を見かけますが住宅でもイメージ良く使うことは可能でしょうか。
ANSWER 07

大谷石に限りませんが、「石材」という硬質材が、柔らかく見えるようなディティールを創ると、 個性と美しさが空間に表現されます。こだわりのインテリアをお考えであれば天然石も含め、「本物の素材」を使う事をお勧めします。 広い面積で使用する必要はありません。経年しても美しい素材は数多くありますのでそういうモノをコーディネートされるといいと思います。

CASE 08(小山市/55歳 会社役員)
家をつくるうえで「自然素材」が沢山ありますが、どう使えばよいのでしょうか?

There are a lot of "natural materials" to make a house, how can I use it?
ANSWER 08

ほんの50年前、Nさんが幼少のころ日本の各地方で建てられる家は、そのほとんどの材料が自然素材ではなかったですか。 均質な工業製品と比較して、木の木目の表情や手触り、漆喰や土塗り壁の質感に癒され、憧れるのは人の歴史から育まれた素材への安心感が元になっているのだと私は思います。 自然素材の上手い使い方は、木でも石でもある厚みや量感が備わったときにのみ、本来の風合いが発揮されるという点です。 薄い和紙ですら何枚も重ねて貼ることで、紙本来のふっくらとして質感が醸し出されますよね。 もう一つの上手い使い方というか注意点は、素材業者や職人の方々が、それぞれの素材の取り扱いを心得、きちんと守って納めるという技量と作法を持っているか、というチェックをすることです。 そして、孫の代まで100年という時間軸で家との付き合いを始めるには、自然素材への点検・補修などの知識を持つことも必要です。

Just fifty years ago, when N's a childhood in every region of Japan, is not the material mostly material was not natural material? Compared with homogeneous industrial products, it is healed by the expressions and hands of wood grain, the texture of plaster and soil painted walls, I think that it is based on a feeling of security to the material bred from human history. A good way to use natural materials is that the original texture is exerted only when the thickness and volume feeling are both wood and stone. Even thin washi paper can be pasted and pasted, so texture will be brought out as plain original paper. Another good way to use is to check whether material managers and craftsmen know the handling of each material, have the skill and method of keeping them properly and paying them. And, in order to start socializing with the house on the time axis of 100 years up to the age of grandchildren, know knowledge such as checking and repairing natural materials It is also necessary to have it.

CASE 09(栃木市/40代 ご夫妻)
【左】:郷山の風景に美しく溶け込む平野。四季折々の風景が間近にある。H29年6月完成 【中間】:穏やかな大島様(研究職)と上品な奥様(教職)。背面の壁は大谷石コービン仕上げ 【右上】:夕景。里山は空が高いですね。この灯りを見ながら家までのアプローチを歩きます。 【右下】:リビング。栂材の勾配天井と水平梁。内装材は全てオーガニックで選定しました。
大切な想いは地域の自然環境に溶け込むこと。木を使った品の良さを感じる家。
ANSWER 09

今回は大島一郎さん、仁美さんご夫妻です。

家づくりには設計が要。ご主人のこの言葉から大島様の家づくりがはじまりました。大切な想いは地域の自然環境に溶け込むこと。木を使った品の良さを感じる家。友人の集まりやワークショップにも使える土間空間等々。完成した家を見て、「これからここで過ごす人生は、やりたい事が沢山イメージできてわくわくしています」と想いを語るお二人の笑顔が素敵でした。

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