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ウォークインクローゼットとは?種類やメリット・デメリットを解説
公開日 2025年04月14日

家の間取りを考える上で欠かすことができないのが収納スペース。その中でも収納力の高さから、ウォークインクローゼットを検討している方も多いのではないでしょうか。今回は、ウォークインクローゼットの種類やメリット・デメリットについてご紹介します。
目次
ウォークインクローゼットとは?クローゼットとの違い
ウォークインクローゼットとはクローゼットの一種で、人が歩ける2畳~4畳ほどの収納スペースのことです。家族の人数×1畳を目安としていますが、収納するものや設置場所によって適切な広さは変わってきます。クローゼットは衣服を収納するための場所を指すことが多く、奥行きが60cm程度のハンガーパイプが取り付けられているタイプが一般的です。ウォークインクローゼットとの違いは、奥行きと広さと考えていいでしょう。
ウォークインクローゼットの種類
I字型
片側の壁にだけ収納スペースがあり、もう一方の壁側が通路になるタイプ。最もシンプルで衣類や物の出し入れがしやすいことが特徴です。幅は狭いけれど、奥行きがあるという間取りに適用されます。
II字型
両面の壁に収納スペース設け、その中央が通路になるタイプ。片面にハンガーパイプを取り付け、もう片面はボックスの収納にするなど、多様な使い方ができることが特徴です。ある程度の広さが必要となりますが、タイプ別の収納ができるため、家族でスペースを分けることもできる便利なレイアウトです。
コの字型
入口を除く3面の壁に収納を設け、中心に空間ができるタイプ。最も収納力が高く、タイプ別の収納を自由に設置できる広さがあることが特徴です。お子様がいるファミリー向けでもあり、衣服だけでなく季節ものや大きな荷物もまとめて収納したい方におすすめです。
ウォークインクローゼットのメリット
衣替えが不要になる
季節以外の衣服や寝具も収納できる広さを確保することで、衣替えの時間を省くことができます。レイアウト次第では、季節ごとに収納箇所を分けることもできるため、例えば奥行きを利用して手前と奥でゾーニングして使うのも一つのアイデアです。急な気温の変化にも対応しやすいように工夫すると、より衣服や荷物が取り出しやすくなるでしょう。
外出時の準備がスムーズに
人が歩ける広さがあるウォークインクローゼットは、着替えるためのスペースとしても活用できて、身支度の動線が短縮されるのも嬉しいポイントです。その場で服や小物を選び、着替えまで済ませられるため、別の部屋と行き来することが不要になります。子供がいる家庭では、一か所で家族分の準備をまとめられる点もメリットといえるでしょう。
服や小物をまとめて管理できる
タイプ別の収納を設けることで、衣類だけでなく小物や大きな荷物もまとめて管理できるようになります。収納したいものを決めておくと、空間をうまく活用できるでしょう。ハンガーパイプを取り付けた吊るす収納やボックス棚、壁面収納など、方法はさまざまです。ハンガーパイプの上には枕棚を設置すると、ホコリ除けにもなるためおすすめです。
ウォークインクローゼットのデメリット
生活空間がコンパクトになることも
ウォークインクローゼットに高い収納力を求めるとなると、その分居住スペースが狭く感じられることも想定されます。広い収納スペースは魅力的ですが、家族の人数やバランスを考えることも重要です。使い勝手や導線に注意し、適切な広さを選択できると、生活に役立つ快適な空間を実現できるでしょう。
収納を工夫しないと物が増えすぎてしまう
衣類や物をたくさん収納できると、ついつい詰め込みすぎてしまう、なんてことも。はじめは余裕のあったスペースも、注意していないと物であふれかえってしまいます。物が多いと湿気の原因や取り出しにくさにもつながり、ウォークインクローゼットのメリットを活かせません。そうならないためには、定期的な整理・断捨離・掃除を行うことが大切です。
まとめ
今回はウォークインクローゼットの種類やメリット・デメリットをご紹介しました。生活にぴったりなウォークインクローゼットを取り入れるために、形や収納タイプを事前に考え、あなた好みの快適な空間をつくってみてください。