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平屋で新築注文住宅を建てる際のポイントとは?メリット・デメリットも解説
公開日 2025年04月17日

近年、ライフスタイルの多様化に伴い、平屋の新築注文住宅が注目を集めています。家づくりにおける平屋ならではの魅力とは何でしょうか。今回は、平屋のメリットやデメリットを含めて、新築注文住宅で平屋を建てる際のポイントを詳しくご紹介します。
目次
平屋とは
minimalist house
平屋とは、1階建てで、生活空間がすべてワンフロアにまとまっている住宅のことを指します。バリアフリーでの暮らしや、家族の雰囲気を常に感じられる生活を求める方に人気です。平屋はもともと古くからある日本の住宅スタイルですが、近年ではモダンなデザインを取り入れた事例が多く見られます。特に注文住宅では、間取りやデザインの自由度の高さもメリットであり、夫婦だけの暮らしにも、子育て世代にも柔軟に対応できるのが平屋の魅力と言えるでしょう。
平屋のメリット
家族の繋がりを感じやすい空間設計
平屋のメリットのひとつには、家族全員が同じフロアで生活することによって、自然と家族間のコミュニケーションが生まれやすいという点があります。リビングやキッチン、寝室といった生活空間が近いため、家族の気配を常に感じられます。特に小さなお子さんがいるご家庭では、目が届きやすく安心感があるでしょう。
将来を見据えたバリアフリー設計
平屋の住宅は、階段がないことが最大の特徴です。このため、小さな子どもや高齢者にとって転倒や怪我のリスクが減る環境を作ることができます。また将来的な老後の生活を考えた時、バリアフリー設計を取り入れやすいというのも平屋の大きなメリットといえるでしょう。「終の棲家」として長く快適に住むことを考えたいという方にもおすすめですね。
生活動線がスムーズで家事がしやすい
平屋はすべての空間が1フロアで完結するため、移動がスムーズで家事効率が格段に上がります。階段の上り下りがなく、キッチンから洗面所、リビングまでのアクセスが最短距離でつながるため、家事動線はストレスなく繋がるでしょう。特に子育て中のファミリーや共働きのご夫婦にとっては、毎日の生活がぐっと楽になるでしょう。
平屋のデメリットと対策
土地の有効活用と建築コストのバランス
平屋の最大の懸念点は、二階建てに比べて必要な土地面積が大きくなる点です。同じ延床面積を確保するためには、より広い土地が必要になるため、都市部では土地代の分、建築コストが上がる可能性があります。しかし、家族構成やライフスタイルに合わせた無駄のない空間設計や、将来的な変化を見据えた可変性のある間取りにすることで、限られた敷地でも快適な平屋住宅を実現することは可能です。
プライバシーと防犯対策の強化
平屋住宅は、すべての窓が地上階にあるため、プライバシーの確保や防犯面での注意が必要です。特に道路に面した部分は、外からの視線が気になるケースが多いですね。この対策としては、間取りを中庭タイプにしたり、窓の位置や大きさを工夫したり、ウッドデッキやテラスを活用した半屋外空間を設けたりすることで、プライバシーを保ちながら開放感のある住空間を実現できるでしょう。
新築で平屋を建てる際のポイント
ライフステージを見据えた間取り設計
平屋の新築注文住宅を計画する際は、現在だけでなく将来のライフステージも見据えた間取り設計が重要です。子育て世代であれば、子どもの成長に合わせて部屋の用途を変えられる可変性のある間取りを検討したり、将来的な親との同居の可能性や老後の生活も視野に入れた設計を心がけることで、長く快適に暮らせる住まいとなります。
自然と調和する開放的なデザイン
地面に近い平屋住宅の魅力を最大限に引き出すためには、自然環境との調和を意識したデザインを考えるといいでしょう。大きな窓やテラスを設けることで、庭や周囲の景観と室内空間を緩やかにつなげられます。特に新築注文住宅では、敷地の形状や方位を考慮した設計ができるため、日当たりや風通しを最大限に取り入れる間取りにすることが可能です。
まとめ
今回は平屋で新築注文住宅を建てる際のポイントについて詳しくご紹介しました。自分たちのライフスタイルに合った平屋での新生活を、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。