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玄関をおしゃれに見せるポイントと実例4選をご紹介
公開日 2025年06月10日

玄関は住まいの第一印象を決める大切な場所。おしゃれで心地よい玄関は、家族や来客をあたたかく迎えると同時に、毎日の暮らしに心の余裕を与えてくれます。今回は、玄関をおしゃれに見せるためのポイントと、実例を通して機能性とデザイン性を両立するアイデアをご紹介します。
目次
おしゃれで心地よい玄関を作るポイント
自然光を取り入れるレイアウトにする
おしゃれな玄関に欠かせないのが自然光。窓の位置や形状を工夫することで、昼間は照明が不要なほど明るく、開放感のある空間に仕上がります。たとえば、縦長のスリット窓やすりガラスを採用することで、プライバシーを確保しつつ柔らかな光を取り込むことが可能です。南向きだけでなく、北側玄関でも高窓や吹き抜けを使えば明るさを演出できます。
玄関収納は“見せる”と“隠す”を使い分ける
玄関が散らかるとせっかくのデザインも台無しに。収納は「隠す」ことで整然とした印象を与えつつ、一部を「見せる」収納にしてデザイン性をプラスしましょう。たとえば、造作の可動棚に季節の植物やアートを飾ることで、生活感を感じさせない工夫ができます。靴や傘などの生活用品は扉付きのシューズクローゼットへ。玄関の広さに合わせて設計するのがポイントです。
床材やタイルでアクセントを加える
床材は玄関の印象を大きく左右する要素。最近では、デザイン性の高いタイルや天然石風のフロア材を用いた玄関が人気です。特に人気なのが六角形やヘリンボーンなど、並べ方でデザインを作るタイプのタイル。床の模様が空間に奥行きを持たせ、アクセントとして機能します。実用性を重視するなら、掃除しやすい素材や滑りにくい加工が施されたものを選ぶと安心です。
玄関からの動線を意識した設計にする
玄関から室内への動線を工夫することで、より快適な暮らしが実現します。たとえば、玄関から直接シューズクロークを通って室内に入る間取りなら、靴や上着、ベビーカー、アウトドア用品などをスムーズに収納でき、玄関をすっきりと保てます。また間取りによっては、洗面所を配置して手洗い動線を確保するケースも。動線が整理されることで、生活のストレスも軽減されます。
おしゃれな玄関のアイデア実例
玄関の窓からの光が心地よいおしゃれな空間
自然を望む平屋の邸宅
玄関を入ると、ヘリンボーン貼りの黒いタイルが空間を引き締め、シックで上質な雰囲気つくり出します。玄関ホールには大きな地窓が配されており、自然光を取り込みながら、空間全体に明るさと開放感をもたらします。さらに玄関扉を開けた瞬間、視線はそのまままっすぐ奥へと伸び、廊下の突き当たりに設けられた窓へと導かれます。その先に映る庭の緑が、室内と外とを穏やかにつなぐ、印象的な演出です。
収納も充実した玄関はタイルの形がアクセント
家族とリフトを愛する家
広めの土間に、壁一面のシューズクロークを備えた玄関。床には六角形のグレータイルを採用し、アクセントとして空間に深みを与えています。収納扉には明るいホワイトの面材を使用し、清潔感のある雰囲気を演出。すっきりとした収納と、意匠性のある床材の組み合わせで、生活感を抑えつつも個性のある玄関空間に仕上がっています。
玄関収納とおしゃれな洗面台のあるモダンな玄関
空色をみる中庭の家
玄関ホールの一角にスタイリッシュな洗面台を配置。収納スペースも同時に設けることで、帰宅後すぐの手洗い動線を実現しています。洗面ボウルは清潔感のある白、ミラーは丸型で、シンプルながらもデザイン性が光る構成。モダンなタイルとデザイン性の高いプラケット照明が組み合わさり、ホテルライクな雰囲気を演出。清潔感と機能美が両立した設計アイデアです。
玄関からの動線もコンパクト。ナチュラルな色合いの玄関
Birdsong House NASU
玄関からリビングまでの動線を短く、スムーズに設計した事例です。白壁と明るい木目のフローリング、グレーベージュのタイルがやさしく調和し、ナチュラルで落ち着いた印象に仕上がっています。リビングへは引き戸で仕切ることで、玄関からの視線も遮られ、来客時にもプライバシーが守られます。また、個室へ続く廊下が分かれているため、家族の生活と来客の動線が交差せず、使いやすさと快適さのバランスが取れた玄関空間となっています。
まとめ
玄関は「ただの通過点」ではなく、家の顔となる大切な空間。自然光の活用や素材選び、収納計画、動線設計など、ちょっとした工夫で印象が大きく変わります。今回ご紹介したポイントと実例を参考に、暮らしやすくおしゃれな玄関を、ぜひ実現してみてはいかがでしょうか。