ご予約はこちらからイベント情報はこちらから
MENU
イベント情報はこちらから

DIP BLOGDIPブログ

二世帯住宅を建てよう!気になる間取りの考え方とは?

公開日 2025年06月17日

親との同居や将来の介護を見据え、「二世帯住宅を建てたい」と考える方が増えています。その一方で、いざ家づくりを始めると、「間取りはどうする?」「プライバシーは確保できる?」といった悩みが出てくることも。今回は、二世帯住宅の種類やそれぞれの間取りの特徴、そして家族みんなが心地よく暮らせる間取りのアイデアをご紹介します。
 
 

二世帯住宅とは?

二世帯住宅とは?Less is More・豊かな空間を持つ家
 
二世帯住宅とは、親世帯と子世帯の家族が一つの建物で一緒に暮らすスタイルの住宅を指します。近年では、親の高齢化や共働き世帯の増加に伴い、家族で助け合いながら暮らせる住まいとして注目が高まっています。同じ敷地内でお互いに見守れる安心感や、育児や家事のサポートを受けられる利便性が魅力です。また、土地購入や建築のコストを抑えられる点も大きなメリット。一方で、生活のリズムや価値観の違いなどから、ストレスを感じることもあるため、事前の話し合いや空間設計がとても重要になります。
 
 

二世帯住宅の主な間取り3種類

二世帯住宅の主な間取り3種類モダニストだけど オーガニックも似合う家
 

完全共有型

完全共有型は、リビングやキッチン、浴室などをすべて親世帯と子世帯で共有するスタイルです。費用を抑えやすく、建築面積もコンパクトにできるのがメリット。家族の距離も自然と近くなるため、子育てや介護で協力し合いたい方にはぴったりです。その反面、プライバシーが少なくなるため、お互いの生活リズムに配慮する工夫が必要です。
 

一部共有型

一部共有型は、玄関や廊下など、住宅の一部を共用し、その他はそれぞれの世帯で持つスタイルです。適度な距離感を保ちながらも、日常のコミュニケーションをとりやすいのが魅力。例えば、玄関は一つにして共有し、水回りやLDKは各世帯に分けるなど、生活スタイルに合わせた自由な設計が可能です。
 

完全分離型

完全分離型は、玄関から水まわり、居住スペースまで、すべてを世帯ごとに分けた間取りです。二つの家が一つの建物に収まっているようなイメージで、独立性の高い暮らしが実現します。お互いの生活に干渉せずに過ごせるため、プライバシーを大切にしたい方におすすめ。将来的に賃貸や二世帯の解消も見据えた柔軟な対応が可能となります。
 
 

二世帯住宅を楽しむための間取りの考え方

二世帯住宅を楽しむための間取りの考え方二世帯が心地よく暮らせるための ストレスフリー&バリアフリーな住まい
 

お互いの生活リズムを考慮する

親世帯と子世帯では、起床や就寝のタイミング、生活音が気になる時間帯など、日々の生活リズムに違いがあることも少なくありません。間取りを考える際には、それぞれの暮らしのリズムに配慮して、生活ゾーンをきちんと分けることが大切です。上下階で暮らす場合には、防音性の高い床材や天井材を取り入れるのもひとつの方法。さらに、水まわりの配置にも気を配り、深夜や早朝の使用が互いに負担にならないよう工夫すると、より快適な住まいになります。
 

プライバシーとつながりのバランスをとる

二世帯住宅では「家族のつながり」と「個々のプライバシー」の両立が大きなテーマです。リビングやキッチンを分けて独立性を高める一方で、庭やウッドデッキ等の共有スペースなどを交流エリアとして設けることで、自然なコミュニケーションが生まれます。ただ、距離が近すぎて干渉が増えると、ストレスの原因にもなるため、適度な目隠しで視線をコントロールする工夫も有効です。
 

将来のライフステージを見据える

二世帯住宅の間取りを考える際には、将来的な変化に柔軟に対応できるようにしておくことが大切です。たとえば、1階に親世帯はバリアフリー設計を採用することで、将来の介護も安心です。また、子世帯が将来離れても、一部を賃貸に出せるような構造にしておけば、資産価値の維持にもつながります。家族の「今」と「将来」を見据えた、持続可能な設計がポイントです。
 

光と風をうまく取り入れる設計

二世帯住宅は通常の住宅よりも延床面積が広くなるため、住まい全体に自然の光と風が行き届くよう、設計段階から工夫を加えることが重要です。たとえば、風の流れを意識して窓の配置を計画すれば、夏でもエアコンに頼りすぎず、快適に過ごせます。さらに、窓の配置については南面にこだわらず、太陽光をうまく取り入れる場所に開口部をつくることで、安定した明るさを確保できます。
 

共有スペースの使い方を明確にする

玄関や洗面所、廊下といった共有スペースは、家族みんなが毎日使う場所だからこそ、使い方のルールや動線の工夫がとても大切になります。共有にする場合は、収納スペースをしっかり確保し、それぞれの世帯の持ち物が混ざらないように工夫しましょう。こうしたちょっとした配慮が、日々のストレスを減らし、円満な暮らしにつながります。住まいづくりの段階で家族全員の声を反映させながら、快適で使いやすい共有空間を目指しましょう。
 
 
二世帯住宅の間取りは、家族構成やライフスタイルによって正解が異なります。大切なのは、お互いの暮らしを尊重しながら、長く快適に暮らせる工夫を間取りに反映させること。完全共有型から完全分離型まで、それぞれの特徴を理解し、将来の変化も見据えて柔軟に考えることが成功のカギとなるでしょう。

  • HOME
  • DIP BLOG
  • 二世帯住宅を建てよう!気になる間取りの考え方とは?