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アクセントクロスで部屋をおしゃれに演出。失敗しない選び方や実例をご紹介
公開日 2025年10月20日

シンプルな部屋でも手軽に雰囲気を変えられる「アクセントクロス」。新築時に取り入れると、家具やファブリックとトータルコーディネートもできて空間に深みが生まれます。今回は、アクセントクロスの失敗しない選び方とおしゃれな実例をご紹介します。
目次
アクセントクロスとは?
minimalist house
アクセントクロスとは、壁の一面だけに色や柄の異なるクロスを取り入れ、空間に個性とメリハリを与えるデザイン手法です。部屋全体を同じ色でまとめると単調になりやすい一方で、アクセントクロスを取り入れることで、フォーカルポイント(視線の集まる場所)をつくり、おしゃれで印象的な空間に仕上げることができます。リビングや寝室、玄関、書斎など、場所ごとに異なる効果を楽しめるのも魅力です。家具や照明とのバランスを意識すれば、より洗練された雰囲気を演出できます。
アクセントクロスの失敗しない選び方
色のトーンをそろえる
アクセントクロスの色は、部屋全体の雰囲気に合わせると、自然にまとまります。明るく爽やかな印象にしたいときは淡い色やパステルカラー、落ち着いた空間にしたいときは深みのある色がおすすめです。家具やカーテン、照明の色と合わせて選ぶと、空間全体が心地よくつながります。迷ったときは、サンプルを壁にあてて、室内の光や家具とのバランスを確かめてみると安心です。
面積と配置を考える
アクセントクロスは、貼る面積や場所によって印象が大きく変わります。面積を大きくすると圧迫感が出やすいため、一面に絞って取り入れるのが効果的です。窓やドアの位置も考慮しながら貼ると、バランスがとれてよりおしゃれに見えるでしょう。目線が集まりやすい壁を選ぶと、アクセントクロスの効果をしっかり楽しむことができます。
素材・質感を意識する
クロスの素材や質感によって、部屋の雰囲気はぐっと変わります。光沢のある素材は高級感を出しやすく、マットな質感は落ち着いた印象になります。子ども部屋や玄関など、汚れやすい場所では掃除のしやすさや耐久性にも気を配ると、より快適に使えます。実際に素材に手で触れてみたり、光の当たり方を確認しておくと安心です。
アクセントクロスでおしゃれに魅せる実例紹介
玄関にはグレータイルのアクセントで高級感を演出
城址公園の家
こちらの事例では、玄関にグレーのタイルをアクセントとして取り入れています。グレーのグラデーションで統一された空間の中で、落ち着いた色合いが上品な印象を演出し、来客を迎える玄関の雰囲気をより洗練されたものにしています。また、タイル特有の質感が光の当たり方によって表情を変え、単調になりがちな玄関に自然な奥行きと豊かな陰影をもたらしています。
アクセントクロスで和室が一気にモダンな印象に
離れのある平屋
和室の床の間にある曲面の壁にアクセントクロスを取り入れたこちらの事例。モダンな縁なし畳と半円形の床の間を組み合わせることで、伝統的な雰囲気を残しつつ、落ち着いた色合いが空間を引き締め、モダンな印象をプラス。建具や小物とのバランスもよく、和室が自然におしゃれでリラックスできる空間に仕上がっています。
ブルーのアクセントクロスが奥行きと落ち着きを感じさせる書斎
那須の邸宅
こちらの事例では、書斎の壁の一部に濃いブルーのアクセントクロスを採用。クラッシックな雰囲気のある布張りのソファや空間全体の落ち着いた雰囲気ともマッチした深みのある色が、集中しやすい空間を演出しています。窓からの自然光とのコントラストで奥行きが生まれ、読書や仕事にぴったりの、心地よい書斎になっています。
まとめ
アクセントクロスは、色や素材の工夫ひとつで空間をぐっとおしゃれに見せてくれる心強いアイテムです。選び方や実例を参考にしながら、家族が快適に過ごせる、個性あふれる空間づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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