DIP DESIGN森へひらく平屋
CONCEPTコンセプト
閑静な住宅街で、白と黒が重なり合った細長い外観が一際目を引く梅野邸。前から見ると横に広がる長方形のフォルムが特徴的です。
アプローチには宮城県丸森町の大蔵山でしか採れない伊達冠石をオブジェに。外観はまるで小さな美術館のような生活感を感じさせないモダンな印象に仕上がっています。
DESIGN POINT設計デザインポイント
01イメージを共有する美術館めぐり
ザ・リッツ・カールトンが好きとのことでしたので様々な提案をしましたが、それだけではイメージしづらい部分があったようです。そこで、思い切って美術館をめぐろう!と思い立ち、宇都宮美術館や那珂川町馬頭広重美術館やフォレスト益子などをめぐりイメージを膨らませていきました。
02森を活かした居心地良い空間づくり
森の景色は取り入れたいと思いましたが、針葉樹の多い森でしたので、暗さを感じさせず光が美しく入る空間に仕上げる必要がありました。開口部は熱損失が大きいのでペアガラスを標準とし、夏涼しく冬暖かい家をつくることを心がけました。
03洗練された和室
着付けをやっている奥様のために作った和室は、美術館ライクな梅野邸に重要な要素です。抽象的な造形の引き戸が木の素材感や美しさ、和室の良さをシンプルに引き立てています。畳縁の柄も梅と松を合わせて仕立てたもので、1つ1つに細かな作り込みがされています。
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森へひらく平屋で提案したプランの模型たち。最終の形に固まるまで何度も模型を作り確認をする。
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洗面所と障子のスケッチ。打ち合わせの最中で視覚的にイメージ共有ができるようにその場で書いていく。
THE FEELINGS OF THE OWNER施主の想い
ホテルのようなバスルーム
洗面所は大きな洗面台に一面の鏡。大きな窓のある浴室はホテルのようなラグジュアリーな雰囲気があります。ロケーションを活かした眺めと心地よさを感じられる快適で特別な住まいになっています。
絵画のような森の景色
大きな窓から見える森は季節や時間によって様々な顔があります。日が落ちると間接照明の柔らかな光で森そのものが浮かび上がり、ギャラリーに飾られた絵画のように見えてきます。美術館のような雰囲気が外観にも部屋全体にも取り入れられています。
シンプルでエレガント
玄関に入ると外の視線を感じることはなく、光と緑のある空間が広がります。余計な装飾もない洗練された空間で、細部までこだわりが詰まった上質な家に仕上がっています。最後までこだわって本当に良かったです。
GALLERYギャラリー
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SUMMARY概要
- 作品名
- 森へひらく平屋
- 所在地
- 栃木県宇都宮市
- 家族構成
- ご夫婦
- 竣工
- 2017年
- 延床面積・間取り
- 123.38㎡(37.35坪) 3LDK
- 居住タイプ・構造
- 木造平屋建て
- 価格
- 家づくり相談をいただいた方限定でお教えしております
- ご趣味
- 車・美術館巡り