DIP DESIGN北中庭のある平屋
CONCEPTコンセプト
下野市にある平屋造り。以前に手掛けた「kuribayashi-no-ie」を参考に、外観や収納、動線を考えています。住宅密集地ですが日当たりは良く、リビングから気持ち良い風が入ります。
採光や通風で不利だった北側にあえて寝室と水回りを配置。なおかつそこに中庭を作り、程よい明るさを確保しています。明るいリビングと、落ち着いた寝室を両立した住まいです。
DESIGN POINT設計デザインポイント
01景色を綺麗に魅せる勾配屋根
北中庭と同様にこだわったポイントが勾配屋根です。南側の庭に向かって勾配屋根が落ちていくような空間になっており、外の景色が綺麗に見えるようになっています。深い軒は夏は陽を遮り、冬は陽を迎え入れます。自然の力とうまく共生できるつくりに仕上がっています。
02天井が低めの和室
リビングの天井高に比べると和室の天井高は低めに設定されています。これは勾配屋根の適正を活かすための工夫で、視線が低い和室に合った落ち着いた雰囲気があります。天井材を濃いめの色彩にすることで部屋全体の重心を下げ、よりリラックス効果を狙っています。
03ひとつなぎのウッドデッキ
L型のウッドデッキもこの家の大きな特徴です。リビングから中庭を介して子ども部屋までひとつなぎになっており、程よい距離感と実面積以上の広がりを感じられます。奥様の希望が叶った形でもあり、家族の楽しい時間を演出してくれています。
THE FEELINGS OF THE OWNER施主の想い
納得できるプラン
提案されたプランを見て、「さすがプロ!」と感激しました。実家が福島で造園業を営んでいることもあり、家づくりには多少の知識を持っていましたので、DIP佐山さんの提案はすんなり受け入れることができました。
北中庭が落ち着いたアクセントに
部屋すべてが明るく開放的である必要はなく、落ち着いた空間も暮らしには必要だと感じています。中庭を境に明るい空間と落ち着いた空間がわかれていて、生活リズムを作りやすくなっています。中庭のツリーが季節の移り変わりを感じられるのも魅力です。
家族の様子が見える開けた空間
リビングからウッドデッキを介して子ども部屋が見えます。リビングでリラックスした時間を過ごしながら、子どもの気配を感じられるのは安心できます。家族が程よい距離感でそれぞれの時間を楽しめるの空間に仕上げていただきました。
GALLERYギャラリー
PLAN OF HOUSE間取り
SUMMARY概要
- 作品名
- 北中庭のある平屋
- 所在地
- 栃木県下野市
- 家族構成
- ご夫婦、お子様2人
- 竣工
- 2006年
- 延床面積・間取り
- 187.20㎡(56.63坪) 3LDK
- 居住タイプ・構造
- 木造平屋建て
- ご趣味
- ドライブ・食べ歩き