DIP DESIGN崖とデザインの家

CONCEPTコンセプト

里山のふもとに面した「旗竿地」。一般的に価値が低いと言われますが、理解した上で充分にプランニングすれば理想の土地になり得ます。

建物は敷地の北側に寄せてスペースを確保し、2階にリビングを配置しています。採光を確保する高窓を配置するなど、周辺の建物や木々や山などの日陰に左右されず光と風が充分に感じられる住環境が実現しました。

DESIGN POINT設計デザインポイント

01光と風を取り込む工夫

この土地の大きな問題は、光が入りにくい土地だったことです。そのためリビングを2階に置き、窓は朝の8時から9時に一番気持ちの良い日照が差し込むようにしました。入念なシミュレーションを重ね、冬でも充分な日照が得られるように工夫しています。

02コンパクトハウスでも遊び心を

予算の関係で約29坪ほどのコンパクトな家となりました。しかし、予算が限られていても個性を加えることはできます。外壁はローコストな素材を使いながらも色違いのタイルを提案し、視覚的に遊びのある印象を強めています。

03建具のほとんどをオリジナルで製作

家の雰囲気に合うよう、建具のほとんどをオリジナルで製作しました。自然の素材感を活かしながら、無駄なくスッキリとした、シンプルで居心地の良い空間になりました。また、空間に一体感が生まれ、コストもリーズナブルに仕上がります。

THE FEELINGS OF THE OWNER施主の想い

こだわった収納扉

ほとんどの建具をDIP佐山さんのオリジナルで作っていただきましたが、収納につながる扉はこだわっています。この扉はもともと蔵で使われていたもので、古物商をやっている友人から仕入れたものです。外観のアクセントにもなっていてお気に入りです。

自然を感じられる住まい

周りの木々や山の景色で四季の移り変わりを感じることができます。夜になると様子も変わって良い雰囲気になります。プライバシーもしっかり確保されているので不安なこともありません。コンパクトな分、家族の距離も近く楽しいライフスタイルを送れています。

低予算でも家づくりは楽しめる

予算は限られていましたが、その中でもDIP佐山さんは私たちの理想を汲み取ってくださり、個性的で暮らしやすい住まいに仕上げていただきました。崖のそばですが日当たりも風通しもよく年中通して快適に暮らせています。

GALLERYギャラリー

PLAN OF HOUSE間取り

SUMMARY概要

作品名: 崖とデザインの家
所在地: 栃木県宇都宮市
家族構成: ご夫婦、お子様2人
竣工: 2010年
延床面積・間取り: 28.72坪　3LDK
居住タイプ・構造: 木造2階建て
ご趣味: ドライブ・食べ歩き

BACK