DIP DESIGN紫陽花坂の家

CONCEPTコンセプト
上戸祭町のある里山に佇むNさんのお宅。麓の遊歩道のすぐ脇にあり、梅雨になると紫陽花が彩る場所です。里山の風景に溶け込む古民家のような家です。
家づくりテーマは素材のこだわり。◯◯調といったイミテーション建材は使用せず、里山の豊かな自然とともに暮らすライフスタイルをご提案しています。

DESIGN POINT設計デザインポイント
01感性あふれる和モダン
無垢材の梁や床、大谷石で和を感じる空間に。和室の引き戸やトイレの扉はアンティークショップで購入し、ステンドグラスをアクセントにしています。背景様々な家具が集まりNさん夫婦の感性に響くインテリアが広がっています。
02こだわりが詰まった圧巻の和室
ドアには玄関と同じ漆の紙が貼られ、天井はうすく裂いた木材を編み込んだ綱代天井。しかも和室の大黒柱である床柱は皮付きの桜木というこだわりようです。空間に程よい緊張感と心地よさを与えています。
03オールステンレスキッチン
自然素材だけを利用するだけではありません。その中でもキッチンは他の部屋と趣が異なるオールステンレス。リビング全体の暖かみのあるウッディな雰囲気とバランスが取れ、ステンレスならではのクールさを引き立たせています。見栄えもよく機能面も充実しています。

THE FEELINGS OF THE OWNER施主の想い
温泉旅館のような浴室
ヒノキの壁、十和田石の床をセレクトした浴室がお気に入りです。外の景色も相まって旅館や別荘のような非日常感が堪能できます。ただの和風ではつまらないので、随所に無機質な素材を取り入れてモダンな雰囲気に仕上がっているのも魅力です。
まるで異空間
無垢材の床や大谷石は和を感じますが、ステンドグラスやステンレスキッチンはモダンでスタイリッシュな印象があります。様々な素材を組み合わせた和洋折衷の空間は、どこか日常から少し外れた不思議な感覚を与えるようです。この家ならではの個性を表現できていると思っています。
もちろん住みやすさも大切
リビングは吹き抜けで、2階から光が差し込んでくるので開放的で明るい空間になっています。キッチンは清潔感があり使いやすく、見た目だけでなく機能面も充実しているところがポイントです。長く暮らしても飽きない魅力的な家に仕上げていただきました。
GALLERYギャラリー
PLAN OF HOUSE間取り

SUMMARY概要
- 作品名
- 紫陽花坂の家
- 所在地
- 栃木県宇都宮市
- 家族構成
- ご夫婦、お子様2人
- 竣工
- 2009年
- 延床面積・間取り
- 43坪
- 居住タイプ・構造
- 木造2階建て
- ご趣味
- お料理・旅行