むずかしい質問ですね。
私がいつも考えていることは「目を引く家」というのは街の中で素敵に存在することだと思います。それも20年、30年、50年と・・・。
素敵に存在、というのはその建物(住宅)が人の眼にどう映り込むかという事よりもその周辺街区にどれだけ寄与できているかが大切なポイントです。
街に与えるポイントはファサード、色、素材、公開空地、植栽、ガーデン、照明、等など沢山あります。
お住まいになる「街が喜ぶ家」を作るといいと思いますよ。
設計を綿密にして、環境で制作した階段は個性的です。
昨今のアルミやスチールのスケルトン階段は既製品がありますのでそれほど個性的ではないように思います。
ご自分の歩く、昇る、降る、の丁度いい感覚を寸法や形態に落し込み、創ると個性的でいい階段になりますよ。昇り降りも楽しくなるといいですね。
特に必要ないと思います。ご自分の好きな物をじっくり見つけ出してゆけばアイデンティティーのある自分風の家が出来上がりますよ。 ~~風のように似て非なる建築を創るのであれば宝箱がたくさんある「私達だけの空間」を考えてみてはいかかがですか?
どんな建物にも共通することは、竣工するとその建築物は、街や自然の中に存在し続けるということですね。 自分の建物(家)がどんな姿(イメージ)でたたずんでいて欲しいか想像できますか?
「主張するのか、溶け込むのか、歴史性を醸し出させるか、新鮮で街のランドマークになりたいか、控えめに自己主張したいか・・・」
それがイメージできれば外観構成に必要な色、形、素材がイメージ通りに決まっていきます。
私はいつも建主の方のアイデンティティーを表現したいと想って設計デザインしています。
私は「和風」というのでは無く、叙情的な陰陽の雰囲気なのですが、主人は「和モダン」かなぁ、と言っており二人の意見がまとまりません。
こんな時はどのようにすればよいのでしょうか。
共有するのは日本的なデザインという「言葉」ですね。視覚的イメージが湧かない時にはお互いに手紙を書くように好きな言葉を綴り合うと良いですよ。デザインの引き出しは少なくても言葉の引き出しは沢山あると思います。二人とも同じ好きな言葉が見つかればまずは一歩進みます。
「日本的」という言葉を建築家として私なりに考えてみると、手仕事とか職人技とかいう引き出しが開きます。木や石や漆喰の素材を専門職の職人が丁寧に仕上げてゆく。
現代のいわゆる新建材と言われる既製品とは異なる品ですね 。そんな職人が創りだしたモノを使いながら空間を構成するといいかもしれません。 本物は経年してもその美しさは色褪せませんし、深みが増します。
難しいご質問ですね。答えは沢山ありますが、一つの考え方をお話しさせていただきます。
多くの方々は朝からお仕事をして夕刻または夜には退社され家路につくのでしょう。
一日働いて少し疲れた心と体を抱えながら家路を急ぎ、我が家の門前に来た時に「どんな風景が自分を出迎えてくれるか・・・」これが、とても重要な気がしています。
日常のストレスをほんの少し忘れ去るドラマティックな空間が作れるといいと思っています。
「楽しい」の定義がなかなか難しいですね。
すべり台がある家という答えではないと思うのですが。(笑)
01:お仕事が終わって、または、買い物や外出先から、我が家に帰るのが楽しみな家。
02:家族が集まって過ごすエリア(リビング、ダイニングなど) にテレビが映っていなくてもみんなで自然と居場所があって、なんとなく会話が楽しみになる家。
というようなことでしょうか。
スポーツや映画をご家庭で観ながら盛り上がるのも楽しいですが、テレビに頼らずに自然と家族の顔を見ながら、楽しい話をすることも大切ですよね。
ご自分でカフェやレストランを経営するイメージで、家族をもてなすお店のような空間づくりをすると上記のような「楽しみな・・」、が出来上がると思います。
「機能と様相」という言葉があります。人が使う「モノ」には機能性が求められ、 同時にモノの様相が自分の感性に合っていると大切にしようと思いますよね。 建築も同じで、住宅にも様々な機能が求められます。品確法の10項目が代表的な機能性です。 そして建築での様相とは、空間の状態の見えがかり、外見、あらわれ、表情、雰囲気、たたずまいなどと表記します。 経年しても美しい家とは「機能と様相」が充分に検討された家です。焦らず、じっくりと、集中して計画することでどなたでも「美しい家」は建てられます。
①思い描くイメージをまず「言葉」に置き換えてみる。 ご質問の中にあるように"甘すぎない"とか、"昭和の和モダンで六角タイルが好き"、とか"やわらかい素材が好き"というような抽象的な表現でもよいので、言葉を作ること。
②次にそれを絵に描いてみる。それは色と形に表現してみることで「言葉のイメージ」に奥行き感をつけてみるのです。 (私ども建築デザイナーは常に①②を繰り返しているのでした…。)上手く描けなくても大丈夫です。 設計者やデザイナーまたはパートナーに伝わればいいのです。もちろん口頭での補足は必要ですね。
③そして素材や商品(家具や照明)を選んでゆきます。いきなりここから始める人もいますが、①②の過程がないと迷うばかりですね。 本物の素材や、長く愛用できる家具や照明を一か所でもお使いになると恒久的に素敵な空間になります。 そこが永く住まう住宅と定期改装を前提とした店舗の違いでしょう。
建てる場所のロケーションが住宅地内であっても可能ですが、出来れば敷地選定から私共も関わらせていただくとよりイメージに近い家が創れます。
DIPでは建築家の眼で見た土地探し及びその選定も行っております。
建物と外構はお互いの魅力を惹きたてあうのでどちらもこだわって設計・デザインします。
そこにインテリアデザインが融合されてきますので、この三つの要素が一つのデザイン思想で繋がらないと素敵な家はできません。
インテリアだけでも駄目ですし、外構だけ良くても「リゾート」にはなりませんね。
I can not like squared straight houses and sloping roofs. Do you have a house with a soft touch?
「やわらかい」は、ものの性質がしなやかな様子を表わす形容詞。転じて、人の気質や態度が穏やかで硬くない様を指します。 人や動物の動き、川や風の流れは主に直線ではなく曲線を描きますよね。 そのような流動的な動きに対し、人はやわらかさや優しさを感じ、曲面表現はその気持ちに合致するのではないでしょうか。 建築のデザインには、その形状に至った理由が存在します。 「やわらかい」を表現する為に曲面を使うことは間違いではありません。 機能的に優れている物は視覚的にも美しく、意味のある形になるのではないかと思っています。 曲面を実現させるためには構造、造形、空間、環境の4項目を詳細にチェックする必要があります。 よって建築家や施工者には決して「優しい」建築ではないのですが・・・
"Soft" is an adjective representing the supple nature of a thing. Turning point, it means that people's temperament and attitude are calm and hard. Movement of people and animals, streams of rivers and winds are not straight lines, they draw curves. For such fluid movement, it seems that people feel softness and kindness, and curved expression matches that feeling. There is a reason for the shape of architecture that has reached that shape. Using curved surfaces to express "soft" is not a mistake. I think that things that are functionally superior will be visually beautiful and meaningful. In the case of In order to realize a curved surface, it is necessary to check the four items of structure, modeling, space and environment in detail. So it is never a "gentle" architecture for architects and constructors ...
お二人ともアグリカルチャーに関わる仕事をされており日々忙しく過ごされています。
ハウスメーカーを巡りながら自分達らしい家とはどんなものなのか、を探しはじめている時にDIPのデザインに出会い、と共に佐山の知識や経験、希望に対し回答してくれる引出しの多様さに設計を依頼したとの事。完成間近の家を見ての感想は、俊介さん曰く、「自分たちが想い描いた空間で過ごすことは心が豊かになる」とのこと。敦子さんも「家をきっかけに新しい出会いが楽しみ。没個性にならない、新しい自分が見つけられる楽しさがある」とお話されています。写真の家は2017年5月末に完成予定。長いアプローチやアートのような玄関、造作家具も豊富なリビング、と素敵な空間が点在しています。大金様ご夫妻の新たな人生の旅が始まります。大金様、家についてお困りのことがあればいつでもDIPにお話しください。
今回は宇都宮市在住の斉藤英達さん、奥様の薫さん、建くん、隣くん、ご家族です。2017年春、竣工。
「都会的でありながら歴史を感じられる街並みに住みたい。」この夢を叶えた斉藤ご夫妻。市中心部の城址公園から徒歩1分もかからない場所に家は有ります。デパート、病院、役所、駅、保育園など歩いて何処にでも行けるので自然と家族での散歩が多くなり親子や夫婦の絆が強まったそうです。住宅密集地ですが2階リビングから続くオープンテラスやハイサイドサッシュにより一日中明るく、さらに「奥行きのあるLDKで過ごす子供の成長が楽しみ」と、話す奥様の笑顔が素敵でした。
玄関扉までのアプローチを長めにデザインすると良いと思います。
私は洗練されていて奥ゆかしいアプローチが好きなので、敷地の大きさや駐車場の計画を上手く設計して玄関扉までの動線を確保するようにしています。
長さがとれない場合には公道から玄関扉が見えづらい工夫をしたりします。そうすると味のある玄関ゾーンができます。
デザインの前に深い軒があることによるメリットをお話すると、三つ理由があります。
①外壁の保護
②陽射しの調整
③雨除け
最近の外壁材は性能が向上していますがガルバリウム鋼板も軒がなかったり選定を間違えると色褪せしたりします。
陽射し調整は夏に影をつくり冬は日射を室内まで取り込めます。 室内と室外の中間領域的な空間が家の価値観を上げ、より住まいやすい家になるでしょう。軒のデザインは建物全体のプロポーションと住まう方のライフスタイルで決めてゆきます。写真1は無機質なコンクリートに合わせ軒先をシャープにし、写真2は深い軒を柱で支えテーブルや椅子も置けるようにしました。写真3,4,5は外からの視線を遮り、プライバシーを確保するために構造を工夫し、1.8mも軒を出しています。
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個性
- CASE01目立つ家、目を引く家ってどんな風につくるのですか?
- CASE02個性的な階段ってどんなものがありますか?
- CASE03「なになに風のイメージ」を持つことは家づくりに必要ですか?
- CASE04家の外観はどんな風に決めていけばよいのでしょうか?
- CASE05二人の意見がまとまりません。こんな時はどのようにすればよいのでしょうか。
- CASE06「帰りたくなる家」ってどんな家でしょうか。
- CASE07「楽しい家」ってどんな風に設計する家なのでしょうか?
- CASE08年数がたっても美しい家を建てられますか?
- CASE09カフェのようなインテリアとその雰囲気にしたい
- CASE10リゾートにあるような雰囲気の家は宇都宮の市内でも建てることはできますか。
- CASE11四角い直線の家や勾配のきつい屋根が好きになれません。やわらかい感じの家ってないですか?
- CASE12長いアプローチやアートのような玄関、造作家具も豊富なリビング、と素敵な空間が点在
- CASE13「都会的でありながら歴史を感じられる街並みに住みたい。」この夢を叶えた斉藤ご夫妻
- CASE14玄関はどんな風につくればよいのですか。
- CASE15軒を深く出したいのですがどんなデザインが有りますか?
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素材
- CASE01家を計画していますが、木を張った天井がこのところ気になっています。
- CASE02DIPさんの設計する建物にはいろいろな素材が使われているようですが、どんな風に選んでいるのか
- CASE03外壁に本物の木を使いたいと考えています。どう思われますか。
- CASE04最近よく外壁一面に窓が無い家を見かけます。どういう理由なのでしょう?また居住性はよいのでしょうか
- CASE05天井がビニルクロスではなくて木で出来た天井に憧れています。
- CASE06素材や色の選定はどんな風にすればよいのでしょうか。
- CASE07インテリアに大谷石を使いたい
- CASE08家を作るうえで「自然素材」が沢山ありますが、どう使えばよいのでしょうか。
- CASE09大切な想いは地域の自然環境に溶け込むこと。木を使った品の良さを感じる家。
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キッチン
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終の棲家
- CASE01子供にとって良い環境 / これからの人生を素敵に過ごせる家②
- CASE02自分たちの理想とした「芸術と趣味の部屋」になりました。【平屋の「終の棲家」】
- CASE03こんなすばらしい場所に自分の生きた証を残したいと思っていました。【終の棲家に求めるものとは?】
- CASE04今の自分たちが住みたい家ではなく、未来の自分たちが楽に暮らせる家を考えたい。
- CASE05今の年齢の私達でも動線が楽な様にしたいのと、十数年後の事を考えてのことですが、平屋の間取りをどうしようか迷っています
- CASE06自然が身近に感じられる場所でくらし、人生を楽しみたいと思っています。
- CASE07いずれは大自然を感じる環境の中で暮らしてみたいと考えています。
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間取り
- CASE01玄関は家の顔と聞きます。素敵な玄関にしたいのですが
- CASE02DIPが考える贅沢な住空間って何ですか?
- CASE03廊下は無駄な空間に思えるのですが、どんな風に作ればよいのでしょうか?
- CASE04スキップフロアーという造りはどんなものでしょうか?
- CASE05家族みんなが集まるLDKの収納をどんな風にしたら良いか悩んでいます。
- CASE06家を建てる際、考えることが多くどこから手を付けていいかわかりません。
- CASE07和室が好きで畳の部屋が欲しい
- CASE08玄関の入り口付近のしつらえはどんな風に考えていますか?
- CASE09出来るだけ廊下の面積を少なくして居室の面積を効率よく確保したいと考えています。何かいい方法はありますか?
- CASE10心地いいベランダやテラスが欲しいと思っています。風や光が入ってプライバシーも守られるように出来るでしょうか?
- CASE11住宅が密集する工リアなので中庭を造りたいのですが敷地面積も限られているので上手くいくでしようか?
- CASE12既製品の力ーポートではないお酒落な車の置き方ってありますか?
- CASE13廊下に手洗い場を作りたいと思っています。素敵な手洗い場はどんな感じですか?
- CASE14家づくりは面白くなければいけない。つまらない、と感じるのは有り得ない。
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二世帯住宅
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照明
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建具
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その他
- CASE01家と一緒に庭も素敵にしたいと思っています。心が和む庭や植栽ってどういうものですか?
- CASE02子供にとって良い環境 / これからの人生を素敵に過ごせる家①
- CASE03住宅と店舗を一緒に計画したい
- CASE04DIPではこだわりの住宅だけではなくcafeもデザインしているのですか?
- CASE05土地の特徴を生かした上手な家の建て方はありますでしょうか?
- CASE06インテリアにマッチしたテレビの設置方法はありますか?
- CASE07和物のインテリアがとても好きです。でも暮らす家は現代的なデザインと機能が欲しい。
- CASE08かわいいインテリアが好きです。DIPのかわいいデザインを教えてください。
- CASE09憩いの空間、地元サークルの集まりの場としても地域の人々に喜ばれています。
- CASE10人生の時間は誰にもとめられない。大切な時を素敵な空間で過ごしたいものである。
- CASE113年半前に東京から宇都宮に移住し、そのガラス工房と住宅の設計をDIPにご依頼いただきました。
- CASE12「物を増やさずに暮らせるといいなぁ」 と考えながら将来の家づくりを夢見ています。