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COUNSELING ROOM家づくり相談室
CASE 01(宇都宮市/42歳 主婦)
現在設計中のスタディーモデルです。高台の見晴らしの良い敷地で、大きな桜の木が敷地内にあります。 周辺の建物を視界に入れず、桜がきれいに見える開口部も検討中(2016年春、完成予定) 山と桜の家(益子町)
家と一緒に庭も素敵にしたいと思っています。心が和む庭や植栽ってどういうものですか?
ANSWER 01

四季を感じられる庭がおすすめです。
花が咲く樹木は後手入れが大変だと敬遠される方もいますが、その季節にしか見られない、または感じられない物なので人の感性に豊かにしてくれると思っています。
私が好きな庭造りの手法は、沢山の素材を使うのではなく自然界にある素材を吟味して脇役とし、主題の樹木は大きな樹形の素晴らしいものを配置する考えです。農園に行くと様々な種類の樹木がありますので設計している住宅のイメージを思いながら選んでいます。
もちろん、家の中からみたり、外から見たり、庭と住宅のバランス、開口部の適切さも一緒に考えています。

CASE 02(宇都宮市/技術研究職 30代)
【左】:市街地に建つ住宅。コの字型プランによりプライバシーを確保し、白壁が光を呼び込み、北西に開いた中庭に風が通り抜ける。 中庭はアプローチに面しているので常に植栽の状態を気にかけながら樹木のメンテナンスをしている。右手が玄関、正面がリビングの開口部。 【右】:中庭プランのエスキス。スケッチを描きながらイメージを膨らまします。
現在、夫婦と幼稚園年長の子供とでマンションに暮らしています。「そろそろ持ち家を」と考えていますが、 子供にとって環境のいい小学校や学区を考えると、どうしても市街地になってしまいます。 私も妻ものびのびした自然環境が好きなのですが、子供のことを考えると住宅街でも・・・と悩んでしまいます。何かいい方法はありませんでしょうか。
ANSWER 02

少しでもいい環境をお子さんに与えてあげたい、と考えるのは親として当然だと思います。 市街地の住宅が立ち並ぶエリアで「のびのびとした持ち家」を考える場合には、やはり光と風とプライバシーの確保が重要です。

特に中庭型、いわゆるコートハウスはプライバシーの確保には適しています。「囲われる」ことでプライバシーが保てるからです。 しかし囲い方がわるいことにより、光と風が制約されてしまっては意味がありません。

中庭型の場合、自然光は“陽があたる”、のでは無く、“光を集める”という発想をします。 そして風はそのエリアの最多風向きを気象庁のデータなどから収集し、周辺建物の隙間から抜けるであろう風の通り道に窓をつけます。

CASE 03(宇都宮市/33歳 男性)
【1】:高台のフレンチレストラン。ガラスの連窓部分が店舗になっています。(ル・ミエル 宇都宮市) 【2】:墨色の壁を背景にし、白塗り壁にお客様の視線を集めるようにデザインしました。ここが店舗アプローチ。(すし亭ゆず 宇都宮市) 【3】:カーブを描く外壁の背面には住宅とクリニックが配置されています。(フレンズ動物病院 さくら市) 【4】:全国的に活躍する硝子作家の工房とギャラリー。そして住宅が共存する建物。2013年春完成予定。写真はスタディー模型。(川西硝子 宇都宮市)
独立を機に住宅と店舗を一緒に計画したいと考えています。 住むところと店舗になるところが同じ建物の中にある場合にはどんな風に考えたらよいのでしょうか。
ANSWER 03

お店の業態にもよりますが、お客様にとって店舗というのは非日常的空間であってほしいものです。 店舗と住宅が共存する建物では住宅部分の生活感をお客様に解らせない事が大切ですね。

CASE 04(宇都宮市/30歳 主婦)
【左】:オーナーシェフが海外の修行先で撮った写真。 【右】:ディナータイムは昼とは装いが変わります。
先日、友人と食事したcafeがとても雰囲気がよくてまた伺おうと思っていたらDIPのデザインだと知りました。DIPではこだわりの住宅だけではなくcafeもデザインしているのですか?
ANSWER 04

お食事していただいたお店はCafe IVANOですね。
オーナーシェフはイタリアやニュージーランドで豊富な経験を積んでおり、帰国後すぐに開業した本格イタリアンの店です。

DIPではcafeや美容サロンなど店舗も設計デザインします。住宅デザインと違うところは店舗の非日常性をどこで演出するかです。予算や工期も限られますのでオーナー様から求められる要望、要求を具現化するためにその答えの詰まった引出を数多く私どもデザイナーは持っています。

そして日々感性を磨き知識を勉強しています。住みやすい住宅と売り上げの上がる店には共通点もたくさんあります。 どちらもこだわりの内容が深いほどいいもの(建築)になります。

CASE 05(宇都宮市/35歳 会社員 36歳 主婦)
間口より奥行の長い土地に住宅を計画しています。土地の特徴を生かした上手な家の建て方はありますでしょうか?
ANSWER 05

奥行きのある土地に住宅の平面計画をするのは実は多様で良いプランが考えやすいです。家の床面積は概ね決まっているでしょうからそのプランを土地に配置し場合に余ってしまうような敷地部分は贅沢に土地利用にしたほうが良いと思います。
写真の家は東西に長い敷地に設計しました。大きなアーチの開口部をつくり西から東へと通り抜けできるようになっています。アーチを挟んで西は駐車場と緑地帯と少し長めのアプローチ、東はガーデニングも出来るお庭となっております。もちろん東の庭の方がプライバシーの度合いは高いですが、通りぬけの空間により繋がっている感じが贅沢な敷地利用になっていると思っています。アーチの先には広葉樹の樹木が植樹されます。
どんな条件の敷地でもその土地の特徴をじっくり思考してみると必ず良質なプランが見えてきます。

CASE 06(宇都宮市/45歳会社役員)
住宅を新築しようと考えています。リビングに50インチの4Kテレビを購入して映画やスポーツ全般、オリンピックも観賞したいと思い焦がれてますが、 リビングのインテリアにマッチした、おしゃれなテレビの設置方法はありますか?
ANSWER 06

ご質問の内容ではシンプルで洗練されたインテリアをこ希望との事ですね。液晶テレビのようなホームプロダクツは、長い期間リビングに置いていただくもの。それだけに、トレンドに左右されず、空間に溶け込み、満足感が色あせない「本質」の表現が必要です。
最近の液晶テレビはプロダクトデザインとしても素晴らしく洗練されています。そのデザインがさらに高まるような設置方法が良いでしよう。 例えば、どこから見ても美しい一枚のガラスのような存在感にすること。インテリアと設置のイメージが決まれば後は邪魔なプロダクトは極力視線から排除します。HDMI等の配線コードやDVDデッキなどの付属機器類も隠しましよう。
シアターリビングや5.1chのスピーカーシステムを設置する場合も同様にデザインすることができます。

CASE 07(宇都宮市/38歳主婦)
「民芸モダンハウス」白い塗り壁の前面には小間返しによる木格子。
和物のインテリアがとても好きです。でも暮らす家は現代的なデザインと機能が欲しいのです。
ANSWER 07

心から癒されたいと感じた時、こ自分の好きなインテリア(和物)に包まれる事はとても大切な事です。
一方でライフスタイルはシンプルでナチュラル志向という事ですのでモダニズムな建築がしっくりくるでしよう。建物の外観とインテリアが同じ空気感である必要はありません。長い暮らしの中で好きなインテリアが変容しても建物をつくる目的やコンセプトがしっかりしていれば暮らしやすい家になります。

CASE 08(足利市/45歳 主婦、教師)
かわいいインテリアが好きです。DIPのかわいいデザインを教えてください。

I like cute interior. Please tell me the cute design of DIP.
ANSWER 08

ロードホッパーを見てもかわいいという女子の感性はヴィクトリア湖よりも深いものがありますが(笑)、DIPでは“大人かわいい”、や“素敵かわいい”、デザインが多いですね。下の写真は全てDIPのデザイン作品です。

The sensibility of girls who are cute even when looking at Road Hopper is higher than Lake Victoria Although there is a deep thing (laugh), in DIP 'adult cute' or 'lovely cute', there are many designs. All the pictures below are design works of DIP.

CASE 09(宇都宮市/60代,50代 ご夫婦)
憩いの空間、地元サークルの集まりの場としても地域の人々に喜ばれています。
ANSWER 09

今回は宇都宮市在住の市原弘美さま(60代)、悦子さま(50代)、ご夫婦です。

「第2の人生のスタートを切るのは今」
専業主婦から人気店カフェのオーナーとして多忙な日々を送っている悦子さま。 健康志向で創るワンプレート家庭料理や自家焙煎の珈琲がお客様にとても評判でリピーターが絶えません。 もともと「食」にかかわる事が好きで、その想いが様々なご縁を生み、ご主人の弘美さんが背中を押してくれた事が決め手となり2015年5月に開業されました。 シニア世代や一人暮らしの方々の憩いの空間、地元サークルの集まりの場としても地域の人々に喜ばれています。 「一日一日を丁寧にがんばって。休みの時はホッとして、また明日から一日一日と・・・」 優しいご主人の協力を受けながら充実した時間を過ごす悦子さんの笑顔は素敵です。

CASE 10(中禅寺湖/撮影:DIP 佐山利光)
人生の時間は誰にもとめられない。大切な時を素敵な空間で過ごしたいものである。
ANSWER 10

「日光、中禅寺湖の美しさで特筆すべきは季節や時間の移ろいである」と、建物のオーナーである先生が言っていた。 人生の時間は誰にもとめられない。 大切な時を素敵な空間で過ごしたいものである。
写真は全て森と湖の家。右のチェアーはオーナーが特注したKOMA家具工房の作品。

The pictures are all in the forest and lake house. The right chair is a work of the KOMA furniture factory customized by the owner.

CASE 11(宇都宮市/ご家族)
3年半前に東京から宇都宮に移住し、そのガラス工房と住宅の設計をDIPにご依頼いただきました。
ANSWER 11

今回は宇都宮市在住の中江洋之さん(40代)、中江綾さん(30代)、穣くん(5才)、青葉ちゃん(3才)ご家族です。

「夢を持ちつづける事が大切。夢が無いと人生のモチベーションが保てない。」 20代から世界を旅してきた洋之さん。実は国内でも有名な硝子作家の川西洋之氏である。 GINZA SIX 6F銀座蔦屋書店をはじめ、国内有名百貨店にその作品が置かれている。昨年はTBSテレビのワザビトにも出演された。 3年半前に東京から宇都宮に移住し、そのガラス工房と住宅の設計をDIPにご依頼いただいた。

奥様の綾さんは自主保育園・「風の子そよそよ」の代表であり子どもが自然の中で生きる力を身に着けられる活動を行っている。子育てをしながらも各所から講習会の依頼が後を絶たない。洋之さんも子育てや家事のサポートをし、夫婦ともにお互いの仕事を尊重し合っている。あと数年はそれぞれの世界でベストをつくし、子育てが落ち着いてきたら二人で硝子作品を極めていきたいと話してくれた。洋之さんはガラス職人として作品の精度を高め、奥様はそれを支えていきたいとのこと。職住近接はいかがですか? と洋之さんに聞くと、「子どもの声を聞くとどことなく安心します」という答え。 厳しい職人の顔から優しい父親の顔が垣間見えた。

CASE 12(宇都宮市/32歳 教員主婦)
シンプルな生活に憧れています。 子どもを含め家族4人ですが 「物を増やさずに暮らせるといいなぁ」 と考えながら将来の家づくりを夢見ています。 そんな中で家の玄関って最初に入る空間ですし、家人の性格が出る場所だと思うのですが、佐山さんが考えるシンプルで素敵な玄関はどんな空間ですか?
ANSWER 12

物を増やさないコツは入れる場所を限定すること。そして、入れる「モノ」をよく吟味し、良質な物を購入し、大切に使うことでしょうね。そうすれば素敵な靴箱があれば十分ではないでしょうか。家具が決まったら、もしくはイメージできたらハレの空間(玄関)の仕上げ素材を決めます。上の写真の家のように素材は違うけれどグレー色、という色合いを合わせる。

・床モルタルの濃淡あるグレー
・壁紙の柔らかい風合いのグレー
・スイッチ
・コンセントボックスの金属的で無機質なグレー

というように、家具と天井の化粧梁は同じ素材と色合いでコーディネートしてみる。
簡単にまとめると、仕上げ素材は3つに、色の系統は1つに。これがポイントです。(お子さんが小さい場合は小さな隠し収納もつくったりします。)

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